引っ越し不要?住みながらできるリフォームとは
リフォームを検討する際の不安要素として、仮住まいへの引っ越しが挙げられます。手間やコストがかかる点でも、負担が大きいと感じる方は多いでしょう。そこで、本コラムでは「住みながらできるリフォーム」について、どのようなリフォームなら引っ越し不要なのかを紹介します。
リフォームは引っ越ししなくてもできるのか
リフォームには、引っ越しが必要なリフォームと引っ越し不要なリフォームの2種類があります。一般的に、引っ越しが必要なリフォームは「家全体のリフォーム」、住みながら行えるリフォームは「部位別のリフォーム」と考えるとわかりやすいでしょう。
具体的には、次のようなリフォームが該当します。
住みながらリフォームできる「部位別のリフォーム」
不具合のある設備の修理や交換、部屋単位で部分的に手直しする「部位別のリフォーム」は、引っ越しをしなくてもできるリフォームです。
【部位別リフォーム例】
・キッチンのリフォーム
・浴室のリフォーム
・洗面所や洗面台のリフォーム
・トイレのリフォーム
・給湯器の交換 など
キッチンのガスコンロをIHヒーターにするといった設備の交換は、通常その日のうちに完了するため引っ越しの必要はありません。新しくシステムキッチンを導入するケースや、あわせてキッチンの壁や床を貼り替えるケースでも住みながら行えます。
部分的なリフォームの工期は、多くの場合で1日から数日程度で完了します。一時的に、その部屋への立ち入りが制限されたり、設備が使えなかったりという不便はありますが、基本的には問題なく日常生活を送ることができるでしょう。
住みながらでは難しい「家全体のリフォーム」
一方、家全体に影響が及ぶ次のようなリフォームでは、住みながら進めることは困難です。
【家全体のリフォーム例】
・間取りを大幅に変更する
・壁や床、内装などをすべて取り替える
・配水管や水道管など、根本的な設備を交換する
基礎や躯体(柱や梁などの構造)部分は残して、間取りの変更を行うような大規模な家全体のリフォームを「フルリフォーム」と呼びます。フルリフォームでは、工事中の生活空間を維持できない、荷物を安全に保管するスペースが少ない、水回りなどライフラインが長期に渡って使えないなどの理由から、引っ越しが必要となるケースが一般的です。
ただし、住まいの状況やリフォームの内容、施工業者によっては、大がかりなリフォームでも住みながら行える場合があります。リフォームを検討する際には、引っ越しの有無も含めて十分に相談することをおすすめします。
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住みながらのリフォームのメリット
住みながら行うリフォームには、以下のようなメリットがあります。
メリット1:引っ越しコストがかからない
仮住まいへ運ぶ荷物量や移動距離にもよりますが、ご家族3人以上で引っ越す場合、引っ越し相場は約7~10万程度です。リフォームが完了すれば家に戻るための引っ越しが必要となるため、往復で15~20万円ものコストがかかります。
住みながらリフォームができるということは、それだけで大きな節約になるのです。
メリット2:仮住まいコストがかからない
仮住まいを必要とする場合は、工期に合わせて転居先を選びます。数日から数週間程度で終わる場合はウィークリー契約、1カ月以上になる場合はマンスリー契約の短期賃貸マンションを借りるケースが一般的です。数日で終わるリフォームでも住みながら行うことが難しいケースでは、ホテルに泊まるという選択肢もあります。
仮住まいにかかる費用は「1日の賃貸料×滞在日数」で換算するため、工期が長いほど高くなります。地域や賃貸物件の広さにもよりますが、仮住まい生活を1カ月続けた場合、10万円以上の出費は避けられないでしょう。
住みながらのリフォームならば、仮住まいコスト面でも節約できるというわけです。
メリット3:日常生活への影響が小さい
自宅のそばに条件のよい仮住まいが見つかるとはかぎりません。そのため、通勤や通学のルートや所要時間が大きく変わるケース、仮住まいが自宅よりも狭くて個室が確保できないケースなどもあるでしょう。そうなると、生活でのストレスが日々蓄積する可能性が高まります。
しかし、住みながら行うリフォームならば、変化を最小限にとどめることができるため、日常生活への影響も少ないでしょう。
メリット4:工事の様子を確認できる
住みながら行うリフォームでは、工事に携わっているスタッフや職人の動きを確認できます。打ち合わせ通りにリフォームが進んでいく様子は、安心感につながるでしょう。完成してからでは見えない防水処理などを見ることもでき、さらに自宅への愛着が湧くのではないでしょうか。
住みながらのリフォームをスムーズに進める2つのポイント
最後に、「住みながらのリフォーム」のデメリットを解消し、メリットの恩恵を最大限に受けるためのポイントを紹介します。
1:住みながらのリフォームについて、よく話し合う
住みながらのリフォームが最適解かどうか、ご家族でよく話し合いましょう。話し合って不安や疑問が生じたなら、リフォーム店の担当者に伝えてください。一緒に対策を考えてくれるはずです。
お客様にとって初めてのことも、リフォーム店の担当者には経験とノウハウがあります。お客様それぞれのケースに合わせた適切なアドバイスができるでしょう。ご家族と、そして担当者と、納得できるまで徹底的に話し合うことが大切です。
2:リフォーム中の生活についてシミュレーションしておく
リフォームが始まるまでに、ご家族でリフォーム中の生活をシミュレーションしておくことをおすすめします。リフォームによって使えなくなる場所や設備、通れなくなる場所について、しっかりと把握しておきましょう。
水が使えない期間があるのなら、飲み水の確保だけでなく風呂や手を洗いたいときにどうするかを考えておくことも重要です。日常生活に必要なことを書き出しておくと、ご家族で考えやすくなります。
また、担当者を交えて、工事期間のスケジュールや工事関係者が通るルートについて話し合っておくとよいでしょう。あらかじめルートがわかっていれば、出会い頭に驚いたり、動線を邪魔し合ったりすることもなくなります。
住みながらのリフォームをより快適に
リフォームの工期や「住みながらのリフォーム」に対応できるかどうかは、お住まいの状況やリフォーム内容、施工業者によって異なります。
弊社では、お客様のご負担を軽減するために、さまざまな工夫を行っております。
例えば、お客様のお住まいを担当する職人が集中的に作業できるようスケジュールを組むことで、工期を短く済ませることが可能です。
部分的な設備交換はもちろん、通常数日かかることの多いシステムキッチン導入やユニットバス導入についても、1日で完了いたします。もちろん、引っ越しは必要ありません。
また、丁寧かつスピーディな施工で、住みながらのフルリフォーム実績も多く積んでおります。
無料見積もりサービスも行っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
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